日本で最も美しい村

結果発表

村食材活用レシピを
たくさんご応募いただき
ありがとうございました。
厳正な審査の結果、
入賞が決定いたしました。

「日本で最も美しい村」連合は、
小さくても素晴らしい地域資源や、
美しい景観を持つ村の存続、それぞれの村が
自立を目指すための運動をしています。
失ったら二度と取り戻せない
日本の農山漁村の景観と文化。
日本の原風景。
あなたのレシピで、
後世に残しませんか。

主催:NPO法人「日本で最も美しい村」連合

審査員・選評:本田明子先生

総評

第一回目の料理コンテストですが、どの応募作品も使った食材への愛情と熱意が素敵でした。ほんとは順位など付けたくなかったのですが、、、それではコンテストにならないので、審査をした人たちと多角的な方向から順位を決めさせて頂きました。

味だけでなく、作りやすさ、そして何より大事なのは美味しいこと…等。この活動の思いや目指すところを今一度お読みになってから、賞になった皆さんのレシピをみてください。知らなかった食材やその土地に思いをよせ、興味と好奇心を持って頂けたらと思います。

最後に日本の美しい村とはなにか。。。。ご自分の台所で地球を美しいまま残す行動をしているのか、、、そんなことにも触れて頂けたら嬉しく思います。
本田明子

入賞作品

グランプリ

ぱくぱく食べるひまわり油
片山 智子 さん
メイン使用食材:ひまわり油 [ 購入 ]
審査員選評
まんのう町の産直にて、ときめいた食材をつかって、小さいお子さんから、高齢者まで美味しくご飯が食べられるようにと、このレシピを応募して下さいました。ひまわり畑の広がる美しい村にぴったりの、小さなお総菜ですが一口食べたら目の覚めるような黄色いひまわりの花が目に浮かぶような健康的な一品に仕上がっています。だれもが、簡単につくれるのが魅力的で嬉しいレシピですね。
食材の自慢
まんのう町は、ひまわり畑が広がる美しい村です。夏になると、山間の畑は目の覚めるような黄色の世界になります。そのひまわりから絞るひまわり油は、くせはないけれど、ナッツのようなコクのある美味しい油です。しかも、オレイン酸とビタミンEが豊富な健康的な食材です。
つくってみての感想
私は、月に数回、まんのう町に出かけてボランティアをしています。多いときは、10日ほど通うこともあります。うどんを打ったり、わら草履を作ったり、子どもたち相手にネイチャーゲームをすることもあります。まんのう町は、私の第二の人生を受け入れてくれたまちでもあります。 そんなまんのう町が、「日本で最も美しいむら」としてレシピを募集していると知ったので、ぜひ応募してみたいと思いました。 産直に行くと、ひまわり油を筆頭に、シイタケやキクイモ、筍など、美味しい食材がいっぱい並んでいます。これらの食材を小さい子どもでも食べられるように、小さく刻んで、ご飯が進むように甘辛い味にしました。個人的には、唐辛子を入れたいところですが、小さい子どもから高齢者の方まで食べやすいように、辛くするのをやめました。 まんのう町の美味しさがギュッと詰まった、ご飯のおともになったと思います。
材料(4人分)
・ひまわり油 大さじ2
・キクイモ 30g
・だし醤油 大さじ2
・しいたけ 2枚
・竹の子水煮 30g(または筍の塩漬けの塩抜きした物)
・みりん 大さじ1
・だし醤油 大さじ2
・ひまわりの種 大さじ1
・フライドオニオン 大さじ1
・フライドガーリック 小さじ1
・白炒りごま 大さじ1
・砂糖 小さじ1~3
・みりん 小さじ1
※キクイモは一晩醤油漬けにする
つくり方
【調理時間の目安30分】
1.キクイモは皮を良く洗って、だし醤油にひと晩漬ける。
2.椎茸と竹の子は粗みじんに切る。
3.鍋に②を入れ、だし醤油と砂糖、みりんを加えて中火にかけ、フツフツしてきたら弱火でフタをして10分くらい煮て、冷ます。砂糖の甘さは好みの分量で。
4.①のキクイモの醤油漬けを粗みじんに切る。
5.瓶に冷めた③、④、フライドオニオン、フライドガーリック、炒りごま、ひまわりの種、ひまわり油を入れて混ぜる。すぐ食べられるが、一晩おいたら、より味がなじむ。

ご飯にのせて食べたり、お浸し、冷や奴にのせて食べると美味しい。
※①に使ったキクイモの漬け汁は一度煮立ててうどんつゆに使うといい。

特選

  • Vegan白鳳MISOクッキー
    千葉 芽弓 さん
    町村地域名:山梨県早川町
    メイン使用食材:白鳳みそ [ 購入 | ふるさと納税 ]
    審査員選評
    どこか懐かしい味のする、郷愁をさそうクッキーです。一口食べると味噌の味と酒粕の香りが口いっぱいに広がっていきます。お茶、コーヒー、紅茶、ミルク、そして白湯や水など、どんな飲み物のお供にもあうような味に仕上がっています。応募された方はVeganの人にと書いておられますがどなたにとっても健康的なおやつです。使う酒粕によって、味が変わる楽しさも味わってみてください。また、酒粕の固さによって、生地のまとまりも変わりますので、最後豆乳で微調整します。
    食材の自慢
    地産の大豆を使い、麦麹を作り伝統的に作られる味噌を使い、小さなお子様からご年配の方までがおいしく安心して食べられるクッキーにしました。機械製造の味噌や熟成期間を短く工業生産される味噌が出回る中、伝統的に発酵した味噌のおいしさと発酵パワーを伝えたいと思いました。私自身毎年味噌は手作りしています。
    白鳳味噌は、甘く芳醇な香りと味がとってもおいしくスイーツにも合うと思いました。
    コロナで殺菌、殺菌と私たちの持ついい常在菌も殺されてしまい腸内環境も乱れる中、免疫力を高めたり心身の健康を司る腸にもよいおいしいクッキーを作ろうと思いました。
    小麦粉、卵、乳製品、白砂糖を使わないヘルシーなヴィーガンクッキーは、だれもが安心して食べられ、身体にも環境にもやさしいものです。
    捨てられることも多い酒粕も使い、ダブル発酵食品、地元のくるみや米粉を使いフードロスにも配慮しています。
    つくってみての感想
    甘くおいしい白鳳味噌はそのまま野菜につけて食べてもおいしかったです。
    地産地消や身土不二、サスティナブルが見直される中、日本一人口の少ない町の持続可能な暮らしや素晴らしい食材の魅力を伝えられ、未来につないでいけたらいいなと思っています。
    山梨生まれの私も足がないためまだ早川町にはいったことがありませんが、とても美しい自然、きれいな水、歴史とおいしい食、温泉など魅力満載の町にずっと行きたいと思っています。
    このご縁で足を運べたらいいなと思っています。
    材料(4-5人分)
    2タイプ

    【味噌味の配合】
    ・オートミール 50g
    ・くるみ 30g
    ・白鳳味噌 大さじ1
    ・酒粕 25g
    ・てんさい糖 30g
    ・片栗粉 50g
    ・米粉 30g
    ・なたね油 大さじ4 
    ★必要なら無調整豆乳 適量

    【酒粕味の配合】
    ・オートミール 50g
    ・くるみ 30g
    ・白鳳味噌 大さじ1
    ・酒粕 50g
    ・てんさい糖 30g
    ・片栗粉 50g
    ・米粉 30g
    ・なたね油 大さじ2
    ★必要なら無調整豆乳 適量
    つくり方
    【調理時間の目安30分】
    1. オートミールはフードプロセッサーで攪拌し粉状にする。くるみも入れて攪拌し細かくする。
    2. さらに味噌、酒粕、てんさい糖も入れて攪拌する。
    3. ボウルに2を入れ、片栗粉、米粉を加え、入れてだまがないよう泡立て器か木べらで混ぜる。
    4. ③になたね油を入れて手か木べらでよく混ぜ合わせ、手でまとめる。なかなかまとまらない用なら、豆乳少々で調整するが、入れすぎるとクッキーらしさがなくなるので注意しながら入れる。
    5. 5㎜程度の厚さに麺棒でのばし、好きなクッキー型などで型抜きするか、無駄の無いように四角くカットする。天板に並べ、150℃で予熱したオーブンで20分ほど焼く。カリカリ系のクッキーにする場合は、140度の低温にして約10~20分追加で焼く。(全部で30~40分)
  • 干し塩わらびの彩りマリネ
    野村 みゆき さん
    町村地域名:福島県昭和村
    メイン使用食材:干し塩わらび [ 購入 ]
    審査員選評
    わらびを旬の時のように美味しく食べるための昔の人の知恵が詰まった干し塩わらび。野菜の少なくなる端境期にどれだけ重宝して食べてきた歴史があるのでしょうか。そこはとてもじんわり感動した食材でした。昔ながらの食材を今の人らしく、それも手軽できれいなマリネに仕上がっています。メインとしては、しゃぶしゃぶ用の豚肉を茹でて、一緒に和えて食べるのも、応募者さんのおすすめとなっています。非加熱の国産の蜂蜜やえごま油を使って作ってみて下さい。
    食材の自慢
    福島県はお隣県ということもあり親近感のある地域です。また山菜が好きなので、気軽に美味しく楽しめる、新しい干しわらび料理を考えてみました。
    つくってみての感想
    干しわらびの旨味たっぷり、作り置きおかずにもなる美味しいマリネになりました。
    材料(2人分)
    ・干し塩わらび(戻したもの)50g
    ・パプリカ赤黄 各1/2個
    ・はちみつ 小さじ1
    ・醤油 小さじ1
    ・米酢 大さじ1
    ・えごま油 大さじ1
    ・塩 少々
    ・胡椒 少々
    ・盛付用ハーブ 適宜
    オプション
    ・豚肉薄切肉 100g
    つくり方
    【調理時間の目安 15分】※冷蔵庫で冷やす時間を除く
    1. 干し塩わらびは、水で何度も替えて良く洗って水気をきる。
    湯をたっぷり沸かし、グラグラ沸いてきたら、洗ったわらびを入れて火を止め、ひと晩おく。
    2. 翌日何度も水洗いして水気をきる。これが戻したわらび。
    3. 湯を沸かしわらびを軽く3分ほどゆでてザルにあげ、水分を良く切り、食べやすい長さに切る。
    4. パプリカは細切りにする。
    5. ボウルにはちみつ、醤油、米酢、えごま油を入れ良く混ぜたら、3、4の順に加えて混ぜ合わせる。味が足りなければ、塩胡椒を加えてで味を調え、冷蔵庫で30分程置いて味をなじませ、器に盛付けハーブを飾り完成です。

    ※豚肉を使ったメイン料理にするときは、しゃぶしゃぶ用豚肉100gを、わらびのあとの湯でやわらかな火加減で茹でて水けを切り、わらびと一緒にマリネ液で和える。

入選

  • かっけペペロンチーノ
    林 益代 さん
    町村地域名:青森県田子町
    メイン使用食材:つつけ(かっけ) [ 購入 ]
    審査員選評
    田子の人にとっては当たり前の食材かもしれない〝かっけ〟。 見た感じはワンタンの皮のようにも見えますが、主食になる食材。2種のかっけ、どちらもしっかり粉の味わいを感じられます。いろんな使い方ができそうですが、きわめて誰にでもパパッと美味しく作ることができるレシピ。イタリアンでおなじみのペペロンチーノ。ペペロンチーノとは唐辛子という意味で、あだ名みたいな料理名。本来はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ(にんにく・オリーブ油・赤唐辛子)といい、実に食材もシンプルです。青森と言えばにんにく、応募された方はそもそも、にんにくを買いに行ったときに〝かっけ〟に出逢って、その食感と味に惹かれたそうです。ソースが絡みやすいように、茹でるときにパスタのように塩を入れる方が良いかもしれません。麦かっけ(白)と、蕎麦かっけ(濃茶)の2種づかいも素敵です。
    食材の自慢
    田子のにんにくを買おうと思い、調べていたら「かっけ」というものもあることを知り、気になってかってみました。当たりでした!大好きな食感と味、いろいろな料理にどんどん使えると思いました。
    つくってみての感想
    かんてん、オシャレ、楽しい…無限のレシピが生まれそうです‼今回はシンプルにペペロンチーノにしましたが、ソースを変えてアレンジしてもGOOD‼田子にんにくが練りこまれたかっけがあるとおもしろいと思いました。
    材料(2人分)
    ・麦かっけ 10枚
    ・そばかっけ 10枚
    ・田子にんにく 2片
    ・赤唐辛子 2本
    ・塩 小さじ1
    ・粗挽き胡椒 小さじ1
    ・オリーブ油 大さじ2
    つくり方
    【調理時間の目安 10分】
    1. にんにくは薄切り、赤唐辛子は輪切りにする。
    2. 湯を沸かし、パスタを茹でるときの容量で塩を加えてかっけを茹でる。かっけはそのままでもいいし、三角に切ってから茹でてもいい。茹でるコツとしては、たっぷりめの湯にひらひらと次々湯に入れて、3分ほどゆで上げる。
    3. 皿に白茶、交互に並べる。料理初心者は水気をきったら、盛り付けはあまり気にせず、均一に盛り付けられれば良い。
    4. フライパンにオリーブ油、スライスしたにんにく、赤唐辛子、塩、胡椒を入れて、中火で熱する。にんにくがこんがりきつね色になってきたら火を止め、③にかける。かっけの茹であがりとソースの出来上がりがほぼ同時が理想。
  • ナツハゼの赤飯
    ムーミンママ さん
    町村地域名:福島県飯舘村
    メイン使用食材:ナツハゼ [ 購入 | 道の駅 ]
    審査員選評
    飯舘村に自生しているナツハゼ(夏櫨)。枝も葉も生花に使われ、初夏には美しい花を咲かせるとのこと。秋になると実が完熟をむかえ、その多くはジャムなどで道の駅などにおかれているそうです。そのナツハゼの高いポリフェノールの栄養素と色に注目したレシピです。 おこわと言ってもこれは、フルーティな香りが特徴なことから、和だけでなく洋風の肉や魚料理の付け合わせにもぴったりのご飯ものに仕上がっています。飯舘村の復興に夢をかけた応募作品となっています。製作者の「ナツハゼは里山の恵みであり、里山からの贈り物です」と添えられたメッセージが非常に印象的です。
    食材の自慢
    ナツハゼは、飯舘村内に自生しており、枝も葉も美しく生花に使われています。その実はブルーベリーの数倍も多くポリフェノールを含んでいることが福島県ハイテクプラザの研究でわかっており、インフルエンザに抵抗性があるという福島医大の論文もあり、その栄養成分に注目されております。最近はジャムなどに加工され、道の駅で販売されています。ポリフェノールの抗酸化作用に注目し、ごはんに混ぜたらいいのではないかと考えました。今年飯舘村で実証栽培されたもち米”あぶくまもち”でおこわにしてみました。
    つくってみての感想
    きれいな色のお赤飯で、つい笑顔になり元気がでてきます。ナツハゼの酸味と塩味でさっぱりした赤飯です。うるち米でもおいしく食べられました。2011年3月の東京電力福島第一原発事故により、飯舘村の山林は汚染されましたが、ナツハゼの放射線量は検出下限値以下で、ナツハゼの新しい使い方が、飯舘村の復興を進めてくれると思います。ナツハゼは里山の恵みであり、里山からの贈り物です。
    材料(4人分)
    ・もち米 2合(360ml)
    ・ナツハゼ 20g
    ・塩 小さじ1
    つくり方
    【調理時間の目安 50分】
    1.ボウルにナツハゼを入れ、塩をまぶし、カレースプーンの底で果汁が出るくらい押し潰して塩をなじませておく。ひと晩冷蔵庫に置くといい。
    2.もち米を研ぎ、ざるにあけて水を切り30分ほどおく。
    3.①に水1と3/4カップ(350ml)を加えて、よく混ぜる。ザルにあけてナツハゼの実と紫色のナツハゼ水に分ける。
    4.もち米を炊飯器に入れ、ナツハゼ水を加える。おこわの目盛りに達してなければおこわ線まで水を足す。すぐに炊飯をオンにする。
    5.炊き上がったら水気をきった③のナツハゼを加え、十分蒸らしたら全体を混ぜる。
  • ひまわり油薫る そば粉のフォカッチャ
    前川 厚子 さん
    メイン使用食材:ひまわり油 [ 購入 ]
    審査員選評
    これはまんのう町名物のひまわり油の良さ全開のフォカッチャです。フォカッチャはトッピングとしての粗塩が特徴ですが、日本的な実山椒の塩漬けと全てまんのう町の粉類(中力粉・そば粉)というのもまんのう町の魅力がいっぱいの味でした。パンを焼くというハードルをぐぐっと下げたシンプルなレシピになっていることも、魅力です。また、この町は、竹の子や銀杏もあるので、季節によって、トッピングとして使って焼いて欲しいというのも応募者さんからのメッセージです。 夏になるとワクワクウキウキするくらいのひまわリ畑とのこと。見に行ってみたいですね。
    食材の自慢
    真夏の太陽がふりそそぐ季節になるとまっ青な空と緑濃い山々にかこまれたまんのう町仲南の畑にひまわりの花が咲きます。それは見わたすかぎりどこまでも広がります。私は毎年、この季節になるとひまわりを見に出かけます。気持ちが明るくなり、ウキウキしてくるのです。このパワーあふれるひまわりから作られた「ひまわり油」を使いたくて今回のレシピを考えました。
    つくってみての感想
    ひまわり油はナッツのような香ばしさがあり、そば粉を配合した生地とたけのこのうま味を引き出す効果がありました。ほとんどの材料をまんのう町仲南で生産されたものを使うことにより、ほのぼのとした味のフォカッチャになったと思います。真夏に咲くひまわりにパワーをもらっている私です。これからもまんのう町仲南のひまわり畑とひまわり油をひそかに応援しています。
    材料(2人分)
    ・中力粉(うどん用小麦粉 さぬきの夢) 100g
    ・そば粉 50g
    ・きびさとう 7g
    ・塩 2g
    ・ドライイースト 2g
    ・ぬるま湯 1/2カップ(100ml=100g)
    ・ひまわり油 25g
    ・山椒の実塩漬け 大さじ1
    つくり方
    【調理時間の目安 50分】
    1.ボウルに中力粉、そば粉、きびさとう、塩、ドライイーストを入れて粉類全体がなじむように、スプーンかホイッパーでかき混ぜる。
    2.①にぬるま湯1/2カップ(100g)とひまわり油10g(大さじ1弱)を加えて粉っぽさがなくなるまでスプーンでかき混ぜる。
    3.②の生地はやわらかめだがひとまとめに寄せてボウルにラップをしてあたたかい場所で30分ほど置く。
    4.元の生地より大きく発酵していたら、オーブンを200度にセットする。
      天板にオーブンペーパーを敷いて生地を出す。生地の上に軽くそば粉(分量外)を適量ふって、1㎝厚さ、直径20㎝くらいの大きさに手で押し広げる。
    5. 残りのひまわり油15g(大さじ1強)を上からかける。フォカッチャ生地の表面に指で軽くくぼみを作り、全体に実山椒をパラパラとのせ、200℃のオーブンで12~15分焼く。

    ★季節によっては、トッピングに茹でたけのこの薄切りや、ぎんなん等
  • ポークソテー ぶどうのすだちマリネ添え
    篠原 奈緒 さん
    町村地域名:岡山県新庄村
    メイン使用食材:ニューピオーネ
    審査員選評
    さすがプロの方の応募作品で垢抜けた一品となっています。新庄村のピオーネはハリがあってジューシー。大粒で爽やかな甘さが特徴で、まだまだ生産者は少ないようですが、このぶどうの美味しさを広めたいという熱い思いが感じられるレシピになっています。 ぶどう農家さんからは天ぷらのおすすめもあったそうです。スダチの酸味と皮入りのジューシーな香りのきいたピオーネのマリネがポークソテーとよく合い、主役はあくまでもぶどうの主張の強い味わいに。山梨には美味しいワインも沢山ありますから、ワインのおかずにも素敵です。 デザートで食べてもおすすめとのこと。岡山に行く機会があったら、是非食べてみたいとおもいます。
    食材の自慢
    新庄村のニューピオーネはハリがあってジューシー。大粒で爽やかな甘さ。種がないので丸ごとマリネにすることも可能です。収量は多くはありませんが、生産者さんが丁寧に育てられたニューピオーネのこの爽やかな甘さや風味を料理に使いたいと思い選びました。農家さんからは天ぷらもおすすめしていただきました。
    つくってみての感想
    実は主役がポークなようでピオーネ。新庄村のニューピオーネの香り高いマリネを、しっかりおかずとしても食べられるポークソテーと合わせました。ポークはしっとり仕上げ、ニューピオーネの果汁とすだちの酸味で食が進みます。ジューシーなので、ポークと一緒に食べるとより一層噛み しめやすく、味わい深くなります。 一番のポイントは普段捨ててしまうピオーネの皮を使用するところです。 色味、香り、栄養価共に豊かになります。ピオーネマリネは単品でデザートとして、おつまみとしても食べられる一品です。一度試してもらいたいレシピです。特産「ひめのもち」以外にも魅力ある食材が新庄村にはたくさんあります。この機会により多くの知っていただけたら嬉しいです。
    材料(2人分)
    ・ニューピオーネ 6~8粒
    ・すだち 1/2~1個
    ・豚ロース切り身(1~1.5㎝厚さ) 2枚
    ・塩 肉の重量の0.8%
    ・こしょう 少々
    ・白ワイン 大さじ1
    ・にんにく 1/2片
    ・オリーブ油 大さじ1/2
    ・ローズマリー 適量
    つくり方
    【調理時間の目安 20分】
    1.豚肉は筋切りをして、塩、こしょうを均一にふってから密閉袋に入れる。白ワインとにんにくを加え、1時間マリネする(前日に漬けておくのがおすすめ)。
    2.ぶどうは皮を剥き、すだちの搾り汁、外皮、剥いたぶどうの実と揉んだ皮を合わせてマリネする。
    ※マリネの時間は30分から1時間程度で十分。しっかり漬け込むとポリフェノールの色素がしっかり溶け込みぶどうは柔らかくなる。
    3.肉はソテーする30分前には室温に出しておく。フライパンにオリーブオイル、肉を入れてから火を付ける。最初は中火にして、1分ほどしたら、弱火で焼く。肉の2/3 程度が白くなったら裏返し、中火で2分焼く。
    4.器に盛り、ぶどうマリネを添える
  • 干し塩わらびのブルスケッタ
    會川 豆子 さん
    町村地域名:福島県昭和村
    メイン使用食材:干し塩わらび [ 購入 ]
    審査員選評
    干し塩わらびを使ったもう一品は朝食や前菜などにもいい、ブルスケッタ。 塩わらびという食材の珍しさもさることながら、実に新鮮で美味しい食べ方のレシピだと思います。山菜料理の幅の広さを感じます。クリームチーズの量に幅があるのは、20gは干しわらびの美味しさを味わうのには100点満点なのですが、つなぎがチーズだけなので、こぼれやすいということもあり、気の知れた仲でしたら20gで、おもてなし料理にするのには、チーズを40gにすると食べやすいと思います。
    食材の自慢
    お酒に山菜を合わせたいと思い、干しわらびを使って簡単に出来るおつまみを考えてみました。
    つくってみての感想
    クリームチーズとわらびが合い、ワインにも合う美味しい一品になりました。
    材料(2人分)
    ・干し塩わらび(戻したもの)50g
    ・クリームチーズ 20~40g
    ・塩 少々
    ・胡椒 少々
    ・ガーリックトースト(バゲット) 適量
    ・盛付用ハーブ 適宜
    つくり方
    【調理時間の目安 15分】
    1.干し塩わらびは、水で何度も替えて良く洗って水気をきる。
     湯をたっぷり沸かし、グラグラ沸いてきたら、洗ったわらびを入れて火を止め、ひと晩おく。
     翌日何度も水洗いして水気をきる。これが戻したわらび。
    2.湯を沸かしわらびを軽く3分ほどゆでてザルにあげ、水分を良く拭き、食べやすい長さに切る。
    3.ボウルにクリームチーズを入れて、ゴムべらなどで混ぜ柔らかくしたら、②を入れ混ぜ合わせ、塩、胡椒で味を調える。
    4.ガーリックトーストを作り、③をのせハーブを飾り、器に盛り付ける。

★美しい村食材の楽しみ方★

2次審査まで残ったレシピの一部をご紹介します!美しい村食材の楽しみ方を発見してくださいね。

  • 牡蠣のレモンオイル漬け
    徳田 健太郎 さん
    町村地域名:愛媛県上島町
    メイン使用食材:いわぎレモン
    食材の自慢
    いわぎレモンは瀬戸内の温暖な気候でそだれられた国産レモンで、安心して皮まで食べられます。青いレモンの時には大人っぽい少し苦味の効いた味わいが、黄色いレモンになってからはスッパイながらも少し甘みを感じる味わいが楽しめます。
    つくってみての感想
    皮まで食べられる国産レモンならではの食べ方です。最初は果汁のみ使っていたのですが、丸ごと使える今のレシピの方が良いと思います。香辛料やハーブはお好みで変えても良いと思います。果汁だけはないレモンの使い方がもっと広まれば良いなと思い応募しました!
    材料(4人分)
    ・レモン 1個
    ・牡蠣 400g
    ・ニンニク 2片
    ・塩 小さじ1
    ・酒 適量・・・大さじ2程度
    ・オイスターソース 大さじ1
    ・オリーブオイル・・・牡蠣が全部つかる程度
    ・白胡椒 適量・・・計量なし
    ・ローリエ 1 枚
    つくり方
    【調理時間の目安 30分】
    ①レモンは半分に切り果汁を搾る。もう半分はくし切りにする。また、搾った方のレモンの皮を少し取り千切りにしておく。
    ②牡蠣を水と片栗粉で洗い、汚れを落とす。
    ※先生コメント:片栗粉で洗うと、フライパンで炒る際にくっつきやすくなる上、牡蠣が壊れてしまうので、大根の尻尾を使って洗った方が良いです。
    ③水気を切った牡蠣と塩・酒をフライパンに入れ、水気がなくなるまで炒める。
    ④水気がなくなったらオイスターソースを入れて、また少し炒める。
    ⑤ボウルに牡蠣を移し、オリーブオイル、白胡椒、にんにく(スライス)、レモン果汁、レモン、レモンの皮を入れて混ぜる。
    ⑥④を瓶に入れ、ローリエを載せて完成。
    ※すぐ食べても、次の日でも美味しい。
    ※冷蔵で一週間程度もちます。
  • 女杜氏、久仁ちゃんの赤の天ぷら
    ISAKO さん
    町村地域名:京都府伊根町
    メイン使用食材:(古代米日本酒/向井酒造株式会社)伊根満開の酒粕
    食材の自慢
    ちょっと酸味のある赤い色をしためずらしい酒粕である事。(赤い酒粕)
    超簡単にできる=超時短料理。
    エコでありながら美味。お酒によく合う事。(八寸として)
    美容(アンチエイジング、肌荒れ等)、ポリフェノール、老化防止
    つくってみての感想
    酒粕の一層の有効利用。日本でいちばん海に近い酒蔵。まさに「日本で最も美しい村」にある素敵です。伊根町には40数年来小屋を持ち、地元の方々とは長いお付き合い、少しでも町の活性化にお役に立てればと思っています。
    材料(2-3人分)
    ・板酒粕 数センチカット 1口の大きさ 3㎝×4㎝ 1人2枚
    ・天ぷら衣(小麦粉、卵、水、塩少々入れても)適当量
    (※先生コメント:フリッター衣(小麦粉・豆乳のみ)でつくるのも良い。)
    ・サラダ油
    ・お好みで砂糖をつけて食べてもOK
    つくり方
    【調理時間の目安 5分】
    3㎝×4㎝位にカットした板酒粕を天ぷら衣につけて適温(170℃位)の油で揚げるだけ。
  • チャチャチャとお茶の葉佃煮
    ISAKOさん
    町村地域名:福岡県八女市星野村
    メイン使用食材:八女茶
    食材の自慢
    ・エコであること。
    ・清酒のお友に良し。
    ・超簡単の作り方。
    ・美味である事。
    ・栄養素
     ①カテキン(ポリフェノール)
     ②アミノ酸多 健康をサポート
     ③ビタミンC
    つくってみての感想
    ほんのりお茶の香りがします。
    栄養価のある茶葉まで食べつくす事。
    満足感。
    ゴミをなくします=エコロジー、食品ロス軽減。
    材料(5人分)
    ・煎茶
    ・茶さじ2
    (お茶を飲んだ後のもの、なるべく茎のないもの。新茶はやわらかい)
    ・濃口醤油 少々
    つくり方
    【調理時間の目安 5分】
    濃口醤油で、鍋で炒るだけ。
    ※あまり絞らないで良い。
  • HOT!!一息、さわやかりんごグラタン
    ちゃん さん
    町村地域名:長野県高山村
    メイン使用食材:さわやかりんご
    食材の自慢
    高山村の隣、小布施町で生まれ育った私。小さい頃から高山村へは行事や家族、友人とでかける事が多かった。コンテストの参加を決めたのも高山村があったから。大自然の中で育った独自の生育法でのりんご。そして村で育った牛の牛乳やチーズ。食べたら皆が笑顔になる。そんな高山村食材を知ってもらいたいです。
    つくってみての感想
    生で食べてもおいしいが、りんごは保存が効くし、ボケりんごも火を通すことで違ったおいしさの発見になる。今回は高山村産の食材をフル活用しましたが、どこのスーパー等でも手に入るチーズ、砂糖、牛乳で代用して作っても美味しく食べられる。また、このりんごグラタンはカルヴァドス(ワイン)を合わせて食べてみてもオシャレなひとときを過ごせるのでは…♡
    今回はコンテストに応募するにあたり、高山村役場、JA等生産者の方々にもご協力をいただきました。そんな皆様の思いも込めた一品となっています。りんごパイ、コンポート、焼きりんごとは違った甘いグラタンを是非ご賞味下さいませ。
    材料(1人分)
    ・牛乳(今回は高山村産こだわり牛乳)150ml
    ・ふるった小麦粉 大匙1
    ・バター 大匙1
    ・砂糖 大匙1
    ・さわやかりんご(今回はシナノスイート使用) 1個 10g
    ・とろけるチーズ(今回は高山村産、ゴーダ3+モッツァレラ7使用)
    ・グラニュー糖 適量
    ・シードル(今回は高山村産)なければラム酒 適量
    つくり方
    【調理時間の目安 20分】
    ①さわやかりんごを洗い、半分に切る。塩水に浸す。(りんごの型を出したいので縦に切る。)
    ②右図Aの点線内をくりぬく。※ハート形
    ③②でくりぬいたりんごと①で切った半分を角切り。
    ④オーブン天板にクッキングシートを敷き、③を並べてグラニュー糖、シードルをふりかけ、190℃で15分程焼く。冷ます。※生のままだとホワイトソースがからまりにくい。
    (※先生コメント:フライパンで小匙1のバターで角切りにしたりんごを炒めて酒を入れ、最後に砂糖をふる。)
    (※先生コメント:リンゴの器は焼かなくてもOK、器は安定させるために少し下を切ると良い。)
    ⑤★印のバター以外をボウルで混ぜてから
    ⑥フライパンに記載外の油をペーパーでぬる ※焦げ付き防止
    ⑦バターを入れ点火 ※中火の強
    ⑧⑤を濾しながら入れて、だまにならない様にヘラなどでまわしながら火を通す。※固さは牛乳で調整していく。バットへあげ、粗熱をとる。
    ⑨①で塩水に浸したりんごの水気を切り、天板にシートを敷いておく。④の熱をとった角切りりんごを、くりぬいた部分へ入れる。
    ⑩⑧の甘いホワイトソースを角切りリンゴを隠れる程度かける。
    (※先生コメント:④の角切りリンゴにホワイトソース半量を混ぜてリンゴに入れる。粗熱が取れると汁気もなくなる。)
    ⑪⑩へとろけるチーズを上からそえていく。
    ⑫190℃で9~10分焼く。※中のりんごは既に火が通っているのでチーズがとけるのを確認
    ⑬チーズの焦げがほしい時はバーナーで直接焼き付けても。
    ⑭器に、リンゴ輪切りを敷き焼いたリンゴを乗せる。
    ①~④、⑤~⑧は前日や前もって準備しておいてもOK
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