2026.02.09第4回 全国U35みらい創造会議 in TOKYO 開催レポート

2025年12月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり、「第4回 全国U35みらい創造会議」を東京都内にて開催しました。本会議は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合が主催し、過去の全国U35みらい創造会議参加者によって構成された実行委員会が企画・運営を担いました。

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【開催概要】

日程:2025年12月13日(土)・14日(日)

会場:DAY1:HOME/WORK VILLAGE 209、DAY2:G’sアカデミー東京

参加者数:39名

参加地域:北海道鶴居村、秋田県小坂町、山形県飯豊町、長野県木曽町・中川村、兵庫県香美町小代区、香川県まんのう町、宮崎県椎葉村 ほか
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参加者のうち12名は、「日本で最も美しい村」連合の加盟村に暮らす35歳以下の若者でした。さらに今回は、兵庫県香美町小代から2名、長野県木曽町から2名の高校生も参加し、世代を越えた対話が実現しました。

実行委員会による主体的な運営

2025年度の全国U35みらい創造会議は、これまでの参加者が中心となって実行委員会を組織し、企画立案から当日の運営までを担いました。実行委員長は、北海道鶴居村の服部大地さんが務め、「参加する会議」から「共に創る会議」へと進化させることを目指しました。

準備段階から多くの議論を重ねることで、参加者一人ひとりが主体的に関われるプログラム設計が行われ、会議全体に高い熱量と一体感が生まれました。

DAY1|出会いと対話から始まる

初日は、アイスブレイクとして自己紹介やグループワークを実施。参加者それぞれの背景やスキルを持ち寄り、「一つの村をつくる」というワークを通じて、地域を構成する多様な役割や関係性を体感しました。

続くワークショップでは、参加者が「今、話したいテーマ」や「地域で感じている課題」を付箋に書き出し、近くの人と共有。そこから全国共通の関心ごとを持つ仲間同士でグループをつくり、対話を深めました。

3つの共通テーマでのワークショップ

今回の会議では、以下の3つのテーマを軸に、地域の未来について議論を行いました。

①暮らしと生業の未来をどうつくる?
 一次産業、観光、産業循環、経済性などを踏まえ、持続可能な暮らしの設計について議論。

②若者が関わり続ける地域になるには?
 移住・Uターン、関係人口、教育、参加の導線づくりなど、若者との関わり方を考察。

③何を残し、何を変える?地域の美しさの更新
 文化や景観を守りながら、未来へ渡す価値とは何かを問い直しました。

地域や立場の異なる参加者同士が、それぞれの経験や悩みを共有することで、新たな視点や気づきが生まれる時間となりました。

交流会と「食」を通じたつながり

1日目の夜には交流会を開催。加盟町村の食材を使った料理を囲みながら、よりリラックスした雰囲気の中で交流が行われました。食をきっかけに会話が広がり、地域の魅力を五感で共有する時間となりました。

DAY2|未来を描き、次の一歩へ

2日目は、「ふるさとが10年後、どのような姿であってほしいか」をテーマに、より未来志向の議論を実施。連合事務局からの相談を題材にしたアイデア出しや、全国U35みらい創造会議そのものの意義についても意見交換を行いました。

会議の最後には、

―2日間で心が動いた瞬間

―印象に残った言葉や場面

―10年後のふるさとの姿

―その未来に近づくために、今できる小さな一歩

を一人ひとりが言葉にして共有しました。

参加者の声(一部抜粋)

「地域を表現することの大切さと可能性を改めて感じた」

「同世代で地域の未来を本気で考える仲間に出会えたことが大きな収穫」

「高校生の立場でも、対等に意見を交わせたことが自信につながった」

「一人では難しい課題も、このネットワークがあれば挑戦できると感じた」

多くの参加者から、前向きな変化や次の行動につながる感想が寄せられました。

おわりに

全国U35みらい創造会議は、地域の未来を担う若者たちが立場や世代を越えて出会い、語り合い、つながる場です。今回の会議を通じて生まれた対話やネットワークは、今後それぞれの地域での実践へとつながっていきます。

今後も「日本で最も美しい村」連合では、若者が主体となり、地域の価値を見つめ直し、未来へつないでいく取り組みを続けていきます。

 

■本事業は「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。

地球環境基金 | 独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)