2025.02.25道東3町村の若者が集結!U35みらい創造会議を北海道鶴居村で開催しました

2025年1月25日、北海道鶴居村にて「日本で最も美しい村」連合に加盟する道東地域の3町村(鶴居村、標津町、清里町)で暮らす又は働く概ね35歳以下の若手が集まり、U35みらい創造会議を開催しました。

この会議は、加盟町村地域の人口が年々少なる中で、小さな村で暮らすもしくは、働く若者たち(概ね35歳以下)が、地域の課題や生かすべき資源等を改めて考え、「10年後、どんな村であってほしいか」を考える会議で、若者目線で地域課題を考え、未来の地域の姿を語り合うことで、将来の最も美しい村づくりの担い手を育成することを目的としています。

会議には3町村から23名の方に参加いただきました。
職業は様々で、行政や地元の建設会社、小学校の先生、病院勤務の方など、年齢も少しずつ異なるメンバーで議論を深めました。

今回の会議の司会進行は、「日本で最も美しい村」連合学生サポーターで、北海道標津町出身の上田礼芽さんに務めていただきました。

道東といえど、お互いの村が車で2時間ほどかかることから、町村名は知っているものの、どんな村・町かを知るために、まず地域紹介を各役場の若手職員さんプレゼンテーションしていただきました。プレゼンでは、町村の紹介、「日本で最も美しい村」連合に加盟したきっかけや加盟後の変化、まちの中で面白い取り組みをしている方などを紹介していただきました。

次に、参加者の皆さんから自己紹介をしていただきました。皆さんには、地元に住んでいてよかった瞬間や地元の課題、地元に留まる理由をお話いただきました。

続いて、2024年1月20日に開催した全国U35みらい創造会議に参加いただいた鶴居村の服部大地さんから「日本で最も美しい村連合のネットワークを活かした活動」について発表がありました。2024年1月の全国会議で繋がった各町村の若者同士で、ラジオ番組「hitokoto Radio」がはじまったり、村と首都圏の若手料理人同士の交流や学び合いがはじまっていることについて発表がありました。

続いて、グループディスカッション。
町村ごとのグループで「私たちが望む、将来の地元の姿」「3町村の若者ネットワークの活かした方を考える」をテーマに話し合いました。

鶴居村チームからは「若い人が増えてほしい。人口減少もゆるやかになるようにどうすれば」という意見や「おむつを買える場所がないのでドラックストアがあれば便利になる」といった意見、「地域の人の得意を仕事にするには」といった意見が出されました。

標津町のチームからは、「鮭の漁獲量が減少している。鮭以外の魚もPRし、付加価値をつける活動が必要」、「住む場所がないのはどうにかしたい」といった意見が出されました。

清里町チームからは、「郷土愛を活かして、行政と民間が一緒にまちづくりが行える仕組みづくり」「水資源を活かした観光も取り組むべきでは」といった意見が出されました。

また、この道東3町村の繋がりをさらに活かすための方法も話し合われました。

今回の会議はドット道東に所属されている深井咲良さんにグラフィックレコーディングを担当いただき、こちらのようにまとめていただきました。

会議後には、各町村の地元の特産品やお酒を囲んだ交流会で、さらに若者同士の交流を深めました。
夜遅くまで互いの村や町のことを語り合い、今後の連携にもつながる交流もできたのではないでしょうか。

▼会議後のアンケートでは下記のような感想をいただきました。

今回は道東開催企画本当にありがとうございました。今回参加者の方々から今後のまちづくりのヒントを沢山頂き大変有意義な時間となりました。

3町村で集まることが初めてだったので、これを機に定期的に集まりたいと思いました。今後の展開も進んでいきそうで楽しみです!

思っていたよりも皆さんがフレンドリーで、優しく接してくれたのが嬉しかったです。地域課題に真剣に取り組む方々を見て自分も同じように頑張ろうと思いました。

参加いただいた皆様、ありがとうございました。
この会議をきっかけに、次の展開として若者同士の連携・プロジェクトなどが生まれたら良いなと思っております。作っていきましょう!

今後も、全国各地でU35みらい創造会議を開催しますので、ぜひご参加ください。