2024.12.27ヒトコトサミット in 長野県木曽町を開催しました

「日本で最も美しい村」連合加盟町村地域の若者有志で企画された「ヒトコトサミット in 長野県木曽町」が2024年12月14日(土)~15日(日)に開催されました。
今回サミットを企画した【ヒトコト】という若手有志のグループは、人口1万人以下の日本で最も美しい村で暮らす若者の有志が、地域の魅力を掘り下げながら、全国の農山漁村の暮らし・伝統・歴史を学び、今の日本を100年後に残すためにアイディアや方法を考えることを目的に結成したグループです。

※この若手有志のグループ「ヒトコト」は「日本で最も美しい村」連合が主催する【全国U35みらい創造会議】の参加者同士の繋がりで生まれたグループです。
※「ヒトコト」毎週日曜日に配信する「ヒトコトradio(ポッドキャスト)」も好評配信中です!

その若手グループ「ヒトコト」が「ヒトコトサミット」と題し、若手料理人を対象とした視察研修会を開催しました。

サミットの目的は次の通りです。
①【生産者視察】生産者から素材の魅力を学び、こだわりを知るための視察
②【料理人交流会】多世代・異地域の料理人・生産者と交流し、新しい発見を生む
③【美しい村を知る】日本で最も美しい村を知り、未来を語り高めあう場所づくり

今回開催地となった長野県木曽町は発酵のまちとしても有名で、今回の視察テーマは「発酵のまち木曽町の発酵食品を学ぶ」というテーマで視察を行いました。

■ジビエ猟師 難波さんを視察

■すんき名人(野口廣子さん)を訪問

■交流会

■醤油絞り見学

■中善酒造の見学

■小池麹店の見学

「日本で最も美しい村」連合に加盟する町村地域には、その土地で古くから伝承された方法で製造される食品、その土地だからこそ製造が可能なものなどがありましが、視察の中では、地域の人口減少・後継者不足などといった課題の中で、古くから継承してきたものをいかに後世へと引き継いでいくか、といった生産者の悩みも聞かれました。

【カブの葉の漬物「すんき」】
塩を使わずに作る日本で唯一の乳酸菌発行させたカブの葉の漬物「すんき」は、木曽地方で300年以上親しまれてきた木曽の代表的な漬物ですが、若い方でも美味しく食べていただけるように、様々なメニュー開発もされていました。すんきは、漬ける際にすでに完成しているすんき(前年のすんき)とともに、かぶの葉を漬けもむ。そのため、前年に漬けたすんきが無いと今年のすんきは作れないとのことでした(すんきの菌を継承していく)。これは「日本で最も美しい村」連合の理念でもある、失ったら二度と取り戻せない地域の資源であると感じました。

今回の研修ではその他にも地域の皆様で作る醤油づくりの現場、日本酒の酒蔵、味噌蔵などを視察させていただきました。
どの生産地でもこの土地の特性を生かし、そしてこだわりを持った食品づくりをされている方ばかりでした。

今回の視察研修にご協力いただいた生産者の皆様、木曽町役場の皆様、ありがとうございました。
今後も「食」をテーマとした研修会も開催していきたいと考えておりますので、ぜひご参加いただければと思います。