2024.07.04若手料理人交流会in田子町を開催しました

2024年6月12日(水)~14日(金)に青森県田子町において、「日本で最も美しい村」連合加盟町村地域で活躍する若手料理人を集めた交流会が開催されました。
この交流会は加盟町村地域内の概ね35歳以下の食に携わる若手の料理人や飲食店経営者を対象とした交流会として初めて開催されました。
※2024年1月20日に開催した全国U35みらい創造会議 in TOKYOに参加した料理人等を中心にお声がけをして開催しました。

田子町では特産であるにんにくの収穫時期を迎えており、参加者は今しか味わえない生にんにくを使用した料理を味わったり、収穫体験や加工工場の訪問を通じて、にんにくの扱いや販売方法について学びました。

△交流会冒頭の田子町プレゼンテーション

△参加者からの自己紹介(福島県飯舘村 La Kasse 佐藤 雄紀さん

△参加者からの自己紹介(長野県木曽町 茶房松島 松澤 成海さん、菜那子さん)

交流会初日のディナーは、Ail Tanekoの種子 真子さんがつくられたコース料理を味わいました。この時期にしか食べられない生にんにくを使ったポタージュは香りが豊かでありながらやさしい味わいで、コースを味わった料理人はシードルとのペアリングが絶妙だと感想を話していました。コースの提供は田子町役場の職員に担当いただきました。役場職員は「コース料理の提供は初めてやりました」とおっしゃっていましたが、慣れないながらも参加者に田子町の魅力を伝え、ホスピタリティを感じました。

△Ail Tanekoの種子 真子さん

△夕食会(6/12)の様子

△生にんにくの冷静ポタージュ 焼きなすと生うに

△グリーンアスパラガスと緑の一番星 青森サーモンのマリネとミズのタルタル

△帆立貝のソテー ブルゴーニュ風 根曲竹とアピオス

 

初日の夜、ディナーが終わってからは宿泊するLODGE COWBELL TAKKOにて参加した料理人が地元から食材を持ち寄り、参加者に料理を提供しました。
日々の活動について、料理人同士の意見交換は夜遅くまで続きました。

△LODGE COWBELL TAKKOの厨房にて意見交換を交わす皆さん

△鹿のローストを提供しながら日々の活動を紹介する北海道鶴居村 ハートンツリー 服部大地さん

2日目に訪れたのは、にんにく農家の種子にんにく農園。ここではにんにくの収穫体験を行いました。
ご案内いただいたのは種子にんにく農園の種子宏典さん(初日にコース料理を提供くださった種子 真子さんの旦那様)。種子さんは「にんにくはロマンの味」と、にんにくに興味をもってもらうためにキャッチ―な説明を交えながらわかりやすく説明をいただきました。

△説明いただいた種子にんにく農園の種子宏典さん

△収穫体験の様子

明治大学 藤本穣彦ゼミナール<食料経済学>の学生(栗山さん、櫛本さん、松田さん)
※藤本穣彦さんは「日本で最も美しい村」連合資格審査委員

△にんにく畑の前で記念写真

 

全体を通じて、参加者からは田子町のホスピタリティが素晴らしいこと、また一貫したにんにくを中心としたブランドへの取組みが素晴らしいことについて感想が挙がりました。また料理人同士も、同年代が集まっていることもあり、非常にフラットに意見交換を行われているのが印象的でした。

今回初の試みとして、若手の料理人や飲食店経営者を対象とした交流会を開催しました。
今後も加盟町村の住民間の交流や連携が図られる場を企画していければと考えておりますので、ぜひ住民の皆さまもご参加いただきたいと思います。

※HPでは初日と2日目の一部を紹介しました。