2023.12.04U35みらい創造会議 in 長野県大鹿村を開催しました

2023年9月22日(金)に長野県大鹿村で大鹿村で暮らす若者たち(35歳以下)が「10年後、どんな村であってほしいか」というテーマで議論をする『U35みらい創造会議』を開催しました。

今回は大鹿村に在住/在勤の7名の皆さんにお集まりいただきました。お集まりいただいた皆さんは、手芸講師の方、民俗資料館で働く方、ダンサーの方、会社員の方々です。

大鹿村は人口887人(2023年11月1日現在)の村で、本連合の地域資源にも登録されている江戸時代から伝承されてきた地芝居「大鹿歌舞伎」は、村民によって守り引き継がれており、年2回の定期公演には多くの観覧客も訪れます。

村の課題として挙げられたのは、人口減少とそれに伴う伝統の継承について。
若者が地元に帰りにくい環境があるのは課題ではないかとの意見が出ました。その要因としては、すぐに住める家が少ない、仕事がないこと(選択肢が少ない)などの意見ありました。歌舞伎の継承については、これまでの考え方を変え、次世代へ引き継ぐ方法を探る必要があるとの意見も出ました。

観光に関する意見としては、大鹿村には温泉がありますが日帰り温泉がない現状があり、観光客から日帰り温泉の問い合わせが多くあるようです。
現在大鹿村が通過型の観光になっていることから、日帰り温泉ができれば滞在時間が延びるのではとの意見がありました。

情報発信に関しては、大鹿村にはまだまだ多くの魅力があるが、発信がうまくできていないことも挙げられ、地元出身者にも村の魅力をうまく発信をして「いつか戻ってきたい」と思ってもらうことが重要ではないかとの意見も挙げられました。

最後に、明日からできることとして、まずは若者などの村民が思っていることを話し合える場所が必要ではないか、また、みんなで話し合いそれぞれの好きなこと(村だからこその魅力)の発信から始めようとの意見でした。

会議を終えて参加した皆さんからは、「同世代と村の将来について話し合う機会はこれまであまりなかったけど、今日の会議は楽しく皆さんと話合えてよかったです」と感想をいただきました。

今後、同世代で村のことをポジティブに考える機会が増え、10年後、あってのほしい村として出された「来訪者から羨ましがられる村」になってほしいです。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

<今回の議論の結果>

当日は議論内容を図式化して分析する「グラフィックレコーダー」/講師として栗村 有菜氏とオンラインで繋ぎ、進行しました。

■本事業は「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。

地球環境基金 | 独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

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