2022.09.29U35みらい創造会議 in 宮崎県椎葉村を開催しました

日本で最も美しい村の加盟町村地域で暮らす若者たち(35歳以下)が「10年後、どんな村であってほしいか」というテーマで議論をする『U35みらい創造会議』を宮崎県椎葉村で2022年9月6日(土)に開催しました。

会議には椎葉村青年会の皆さん12人が集まり、椎葉村の「美しいもの」と「美しくないもの」の大きく2テーマを2グループに分かれてそれぞれ議論を行いました。


椎葉村は「椎葉」という苗字が多く、同じ苗字が多い村であるため、地域内では名前で呼ぶことが多いとのこと。住民それぞれがの距離も近いとのこと。
みんなで子どもの面倒を見る文化や、豊かな自然に恵まれているといった部分は魅力であるというのは、皆さん共通認識でした。

村の人口が少ないこともあり、様々な行事に若者が駆り出され、自分がやりたいことに時間がさけないことは不満要素だとの意見も。
消防団活動や集落でのイベントなど、やりがいや楽しさはあるものの、もう少し簡略化できるものもあるのではないかといった解決策についての議論もなされました。

奥まった村であることから、アクセスがしやすいように道路整備を行うべきではないかとの意見もありました。ハード部分はすぐには解決できない問題かもしれませんが、暮らし続けるため、産業を盛り立てるためにも道路の問題も今後議論されるキーワードとなりそうです。

全国的にも集落のコミュニティーが減少する中、まだ青年団活動といった残っている宮崎県椎葉村。
今回出た課題を解決するのも、10年後の姿をつくっていくのも、皆さんが中心人物かと思いますので、皆さんが理想とする「プラスに働く村」へ近づくように、期待したいと思います。

<今回の議論の結果>

当日は議論内容を図式化して分析する「グラフィックレコーダー」/講師として栗村 有菜氏とオンラインで繋ぎ、進行しました。

 

■本事業は「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。

地球環境基金 | 独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)