中札内村は十勝平野の南西部に位置し、日高山脈中央部を源とする清流「札内川」の流域に広がる村です。主要産業は農業で、寒冷型の畑作と酪農、畜産を主体とした生産性の高い農業が営まれています。広大な耕地には、主要作物であるじゃがいも・甜菜(てんさい)・豆類・小麦に加え、枝豆などの野菜の作付けも増えており、安定した輪作体制が整っています。
北海道中札内村なかさつない
未来に残したい中札内村の特徴~連合に登録されている地域資源~
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防風保安林に守られた農村原風景
村では、牛乳、養豚、養鶏、じゃがいも、甜菜(てんさい)、豆類、小麦を重点作物とし、家畜のふん尿を畑に還元する循環型農業を進めてきました。耕畜連携による輪作体制が確立されることで、安心・安全な農産物が生産されるほか、十勝平野に広がるパッチワーク状の畑が整備されています。また、2001年に景観条例を制定し、その指針に基づいて、使用していない家屋の管理や耕地保安林の維持等を進めてきました。農業を営む上で快適な環境をつくるとともに、耕地に植えられた防風保安林の長期的な視野での景観保全につながっています。
このように開拓時代から長い時間をかけて育んできた農業の営みを発展させながら、美しい風景の整備・保全に取り組むことで、農業の営みを支える防風保安林と家屋などを守る防風林が混在する4つの穀物畑(じゃがいも、甜菜(てんさい)、豆類、小麦)が織りなす「北海道の農村原風景」を形成し、多くの人々を魅了しています。 -
北の大地を彩るアートと文化
住民、民間企業、村が育んできた「アート」や「花のまちづくり」の文化が北の大地中札内村の街並みを彩っています。1995年から開催された全国絵画公募展は、住民ボランティアを主体とした実行委員会によって企画・運営されることが大きな特徴となっています。さらに、村内には民間企業の美術館や野草園が点在しており、美術やガーデンといった企業の戦略とまちづくりの方向性が融合していることで、「アートの村」としての魅力発信につながっています。
また、昭和50年代からは住民組織を中心として花植えが始まり、村のメインストリートや公共施設は季節の花で飾られます。このような住民組織による活動は、さまざまなイベント等としても広がりを見せており、自然豊かな村内の景観に花を添えることで人々の心に潤いを与えています。
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アクセス・お問い合わせ
北海道河西郡中札内村東1条南1丁目2番地1
TEL 0155-67-2311
FAX 0155-68-3911
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高規格道路でお越しの方→「中札内I.C.」で降りて下さい
帯広〜中札内 30分(高規格道路利用)
札幌〜中札内 4時間00分(道東自動車道利用)
函館〜中札内 2時約8時間30分
旭川〜中札内 3時間30分
釧路〜中札内 2時間30分
飛行機でお越しの場合:
東京からのアクセス(とかち帯広空港まで)
航路 時間 運航・便数
羽田空港~とかち帯広空港 90分 東京⇔帯広 一日7往復
とかち帯広空港〜中札内 10分 ※直通は車、タクシー
※空港から中札内までタクシーご利用の場合は、約3,500円