三島町は、福島県の西部に位置し、尾瀬を源流とする只見川沿いにある山間の町です。18カ所に集落が点在し、冬は積雪が2mを超えることもある豪雪地域です。古くから「会津桐」の産地として知られ、町内各所に植えられた桐は、春には一斉に薄紫の花を咲かせ、人々の目を楽しませてくれます。
また只見川の峡谷に沿って敷かれたJR只見線は、渓谷と鉄道が織り成す四季折々にのどかで美しい風景を創り出し、撮影スポットには一年を通じて多くのカメラマンが訪れます。
三島町には雪国ならではの民具作りの知恵や、暮らしに根付く民俗行事がしっかりと継承され、現在は地域の住民が守り、つないできた文化を大切にするまちづくりを実践しています。