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栃木県那珂川町 小砂こいさご

小砂地区のある那珂川町は、栃木県北東部に位置し、総面積(192.78㎢)の64%が森林で覆われた山村の町です。山間部にある小砂地区は8集落で構成され、大同元年(806年)に開山された東光寺、大治4年(1129年)に創立された示現神社などの歴史的建造物が点在し、温泉も湧出する緑豊かな里山です。首都圏や、日本でも有数のリゾート地・那須高原からも近く、里山の資源を生かした「芸術と文化の里づくり」に取り組んでいます。

未来に残したい那珂川町 小砂の特徴~連合に登録されている地域資源~

  • 里山に伝わる伝統の技「小砂焼・菊炭」
    里山に伝わる伝統の技「小砂焼・菊炭」

    小砂では、奈良時代より須恵器を生産し、那須の大和朝廷の官庁街に供給していたため、その陶土の存在は古くから知られていました。江戸時代の嘉永4年(1851年)に、御用瀬戸の焼成に成功したことが小砂焼の始まりです。焼き物の表面に金をまぶしたように見えることから「金結晶」の名で広く知られる釉薬を特徴としており、現在も7軒の窯元が小砂焼の伝統を受け継いでいます。また、地区内には豊かな広葉樹林が広がっていることから、コナラやクヌギを材料に、昔から炭焼きが盛んに行われています。特に、断面が菊の花びらのように美しい「菊炭」は、職人の伝統技によるものであり、古くから皇室に献上されていました。伝統技を後世に継承していくため、名人たちが後継者育成に取り組んでいます。

  • 小砂里山の芸術の森
    小砂里山の芸術の森

    首都圏近郊にありながら豊かな自然が残る小砂の里山は、芸術家たちの創作意欲をかき立てることから、彫刻家や陶芸家たちが移り住む場所となっています。平成25年には、首都圏の美術大学生やOBがこの地で「環境に配慮し環境を生かした芸術祭」を開催しました。若い芸術家と村人たちとの協働や自然と融合した質の高い芸術が、里山に新しい価値を与え、様々な付加価値を生み出す大きなヒントとなりました。これまで培われてきた「陶芸の里」という伝統の上に、たくさんの芸術家たちの創造性を取り込むことで、小砂が「芸術と文化の里」に発展する萌芽を感じさせています。

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アクセス・お問い合わせ

那珂川町小砂

栃木県那須郡那珂川町小砂1085番地
TEL 0287-92-1114
FAX 0287-92-1316

電車でお越しの場合:
・(JR氏家駅から)氏家駅で下車し、JR氏家駅から東野バス「馬頭行き」に乗り、「馬頭役場前」で下車。
・(JR烏山駅から)宝積寺駅でJR烏山線に乗り継ぎ、JR烏山駅で下車。 JR烏山駅から那珂川町コミュニティバス「山村開発センター行き」に乗り、「那珂川町役場」で下車。 ※那珂川町コミュニティバスの運行時刻表は下記をご覧ください。
※東野バスの運行時刻につきましては、バス会社にご確認ください。
東野バス:東野交通本社営業所 028-661-2251 那珂川町コミュニティバス「馬頭烏山線」

お車でお越しの場合:
・(宇都宮市街から) 国道4号線を北上し、さくら市から国道293号線を東進。 ・(東北自動車道 矢板ICから) 矢板ICを降り、国道4号線でさくら市まで進み、国道293号線を東進。
・(北関東自動車道 上三川ICから) 上三川ICを降り、国道4号線でさくら市まで進み、国道293号線を東進。
・(常磐自動車道 那珂ICから) 那珂ICを降り、国道118号線で常陸大宮市まで進み、国道293号線を北上。