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鹿児島県喜界町きかい

喜界島は鹿児島県の奄美群島に属し、鹿児島市から南へ約380km、奄美大島から約25kmの太平洋上に位置する隆起サンゴ礁の島で一島一町となっています。現在も年平均約2mmの速度で隆起しており、その隆起スピードは世界トップクラスで地質学的にも世界的に有名な島です。島の周囲48.6km、面積56.94k㎡の小さな島で、険しい山や河川はなく、中央部には段丘が広がり、一番高いところでも標高は211mしかなく、平坦な島といえます。主な産業はサトウキビを中心とした農業で、耕地面積2,200haで全面積の39%を占めています。

未来に残したい喜界町の特徴~連合に登録されている地域資源~

  • 隆起サンゴの豊かな自然と農業景観
    隆起サンゴの豊かな自然と農業景観

    隆起サンゴ礁が作り出したアルカリ性土壌の台地には青々としたサトウキビ畑が広がり、完全無農薬栽培のソラマメや白ゴマ等が栽培されています。梅雨明け以降は台風襲来時を除き渇水期になりますが、地下に150万tの水をたたえる「地下ダム」が整備され、広大な畑地帯を潤しています。また島内には海浜植物、ガジュマルやソテツなどの巨木があり、付近を北限とするオオゴマダラ蝶、渡りをするアサギマダラ蝶も多く生息し、自然保護条例等を制定し保護活動に努めています。さらには固有種や在来の柑橘類(ケラジミカン・フスー・シークー)が数多くあり、その栄養価値や風味が見直され、生食用や加工用として栽培が盛んです。

  • 阿伝集落のサンゴの石垣
    阿伝集落のサンゴの石垣

    喜界島が位置する奄美群島は台風の常襲地帯で、昭和初期頃までの建築物は茅葺屋根がほとんどであった。厳しい自然環境から家屋を守るため、特に海岸線の集落では屋敷の周囲に高いサンゴの石垣が積まれていました。石垣は海岸から拾ってきた石で積まれ、隙間が多く、夏の暑さ対策にも配慮されていて、特に阿伝集落は、先祖が培ってきた伝統技法を継承しようとの意識が高く、十分な保存がなされています。

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アクセス・お問い合わせ

喜界町役場

鹿児島県大島郡喜界町湾1746番地
TEL 0997-65-3683
FAX 0997-65-4316

船でお越しの場合:

フェリーきかい
毎週火・木曜日 鹿児島発
水・金曜日   喜界島着

フェリーあまみ
毎週月・水・金曜日 鹿児島発
火・木・土曜日   喜界島着

飛行機でお越しの場合:
東京から(奄美直行・奄美大島乗換)・・・約3時間15分
大阪から(奄美大島乗換)・・・約2時間35分
福岡から(鹿児島経由・奄美大島乗換)・・・約3時間40分
鹿児島から(喜界直行)・・・約1時間10分
沖縄から(奄美大島乗換)・・・約2時間20分
奄美大島からサーブ機(36席)JAC・・・約15分