上島町は、半径200キロメートルで神戸市と下関市を結ぶ瀬戸内海のほぼ中央に位置し、愛媛県の北東部、広島県境に浮かぶ７つの有人島と、18の無人島からなる全部離島の町です。
平成16年10月1日に弓削町･生名村･岩城村･魚島村の４町村が合併し、上島町が誕生しました。
瀬戸内海国立公園区域内にあり、「日本で最も美しい村」連合に加盟し、国土交通省の「しまの宝百景」、厚生労働省の「快水浴場百選」にも選ばれている、瀬戸内海の多島美の町です。
町の産業は、古くは製塩業（塩田）、弓削島は京都東寺、岩城島は石清水八幡宮の塩の荘園であり、江戸時代には廻船業、近年では造船業が地域経済を支え、そして1次産業の漁業、農業が盛んです。
町花は桜、上島町の島々には古くから先人達が植え継いできた桜が数多くあり、中でも岩城島の積善山の3,000本の桜は町の宝であり、天女が羽衣を広げたような光景となり、瀬戸内海の多島美と共に島の景観を代表します。 桜は100年前頃から厄年や卒業記念として植樹され大切に保管されており、４月初めの桜まつりには、島人が大勢の観光客を「おせったい」という習わしで島の産物などを振い歓迎します。積善山展望台からは360度の瀬戸内海の島々が織りなす大パノラマが眺望でき、日本で最も多くの島が見えるこの絶景を島人は最も誇りにしております。
昭和50年頃からすでに自由化されていたレモン栽培に着手、瀬戸内海の柑橘栽培に適した気候を活かした「青いレモン」、昭和６０年に商標登録、さわやかなレモンのイメージは、上島町のシンボル的存在になっています。
弓削島には歴史文化の香るなまこ壁が残る上弓削地区とそれに続く愛媛県指定名勝地の白砂青松の法王ヶ原海水浴場があります。この島には京都東寺の塩の荘園などの数々の古い歴史に彩られた文化の町の香りが漂います。 住民団体が中心となり子供たちも一緒になって島の宝物である希少価値のある樹齢300年の松林を守る清掃や植林等の活動を続けています。
愛媛県越智郡上島町岩城1427番地2
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