©棚田に豊穣のとき 横坂敏行
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群馬県中之条町 伊参いさま

群馬県中之条町伊参は、昭和の大合併によって誕生した中之条町のうち旧伊参村の地域です。 群馬県の北西部にある中之条町の北部に位置し、居住地の標高が500m~800mで、周囲を山々に囲まれています。山林の多くは民有林ですが、行政区や戸主会等が組織する「部分林組合」や「牧野組合」が中心となり、地域の森林、牧草地の保全に取り組んでいます。このような地域に生活する地域住民は、少ない平坦な土地は畑として、傾斜地は棚田として水田農業を営んでいます。また、廃校になっていた中学校を改装した「伊参スタジオ」では、映画祭の開催や映画等のロケ地として観光客が訪れ、「旧五反田学校」では、実行委員会主催の美術祭「中之条ビエンナーレ」の展示会場として復活させるとともに、地域の集会場、音楽活動や郷土芸能の場として活用されています。

未来に残したい中之条町 伊参の特徴~連合に登録されている地域資源~

  • 里山と木造建築の景観
    里山と木造建築の景観

    伊参地区はかつて養蚕が盛んに行われていました。国指定重要文化財の冨沢家住宅は、江戸時代末期に建築された代表的な養蚕農家で「富岡製糸場と絹産業遺産群」の一つとしてユネスコ世界遺産のリストに登載されています。また、伊参地区には、明治時代の終わりから昭和30年前後に建築された木造校舎が複数残されています。廃校となった現在でも、木造校舎の持つ温もりは里山の景観と見事に調和し、住民だけでなく、この地を訪れるすべての人々に安らぎを与えています。

  • お茶講
    お茶講

    全国に唯一残る、国指定重要無形文化財の「上州白久保のお茶講」は、中世期に武士の間で行われていた闘茶(茶勝負)の形式を残した行事で、長い間伝承されてきた貴重な民俗行事です。お茶講は、毎年2月24日に白久保天満宮の宵祭りに行われることから天神講とも呼ばれています。白久保地区に伝承されてきたお茶講を地域組織として保存していくために、昭和61年に地区の住民によって白久保お茶講保存会が結成され、「お茶講体験」等の活動を行っています。

  • ビエンナーレ作品
    ビエンナーレ作品

    2年に1回のアートイベント「中之条ビエンナーレ」。この土地でアーティストが滞在制作し、自らの表現の舞台をつくり、沢山の繋がりが生まれます。

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アクセス・お問い合わせ

中之条町役場

群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町1091
TEL 0279-75-2111
FAX 0279-75-6562

電車でお越しの場合:
JR吾妻線中之条駅下車 タクシーで10分

お車でお越しの場合:
渋川伊香保インターより40分