飯豊町は、山形県の西南部、最上川の源流部に位置し、飯豊連峰の山懐をはじめとして総面積の約84%が山林で、田園散居集落に代表される平坦な水田地域と中山間地の山里地域、源流地域の山間地に大別することができます。気候は、寒暖の差が大きい内陸性の特徴を有し、県内でも有数の豪雪地帯です。町の基幹産業は農業で、主要作物の米生産を中心に、最近はトマト、花卉などの施設園芸やアスパラガス生産に力を入れています。また、米沢牛の主生産地として、その約4割を飯豊町で生産しています。
山形県飯豊町いいで
未来に残したい飯豊町の特徴~連合に登録されている地域資源~
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田園散居集落
飯豊連峰から流れ出る清流白川は肥沃な扇状地を形成し、流域は豊穣な稲作地帯へと発展し、水田農業を生業とする農家が住み始めた頃から散居定住の形態が進んできました。農家は、冬期間の厳しい北西風を防ぐため屋敷林を植えて防風や防雪に備えました。この屋敷林は、四季の防風の役割のほかに、その枝を「影切り」と称し切り落として燃料の不足を補い、また、秋に収穫された稲束の稲掛けとして利用するなど、農村生活の知恵として多様に利用してきました。農村の営みの中で長い間風雪に耐え、守り育て、受け継がれた田園散居集落は、町の貴重な景観財産です。
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飯豊連峰
飯豊連峰は、磐梯朝日国立公園に位置し、山形県、福島県、新潟県の3県にまたがり、2,000m級の峰々が偉容を誇り、東北アルプスの異名をもち、手つかずの自然に溢れています。飯豊連峰の山々から流れる清らかな水は、大地を潤し肥沃な稲作地帯を形成し、農村文化を育んでいます。また、飯豊連峰の山容を望む景観は、訪れる人々を魅了しています。
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中津川地区の里山景観と里山文化
中津川地区には、中門造りといわれている中津川地区民家が残っています。雪国の農家の特徴を持った造りで、農耕馬と農民との暮らしが一体となった生活の文化です。岩手県南部地方に見られる曲屋と似ていますが、厩舎部分が小さいのが特徴であり、厩舎部分を中門と称していることから中門造りと呼ばれています。民家の周りには、沢水を引いた水路や池があり、雪国に暮らす術があります。また、草木塔(そうもくとう)という文化遺産があります。草木にもそれぞれ霊魂がやどり、その草木から得られる恩恵に感謝し、伐り倒した草木の魂を供養する心が、草木塔を建てさせたと言われ、自然の大切さや草木に対する慈しみの心が込められています。この地区には、古来より引き継がれてきた菅笠づくりやござ織り、伝統的な郷土食があり、今もなおその文化は息づいています。
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山形県西置賜郡飯豊町大字椿2888番地
TEL 0238-72-2111
FAX 0238-72-3827
東京 -(東北自動車道:3時間)- 福島JCT -(東北中央自動車道:50分)- 赤湯 -(国道113号:25分) - 飯豊町
【仙台から】
仙台-(東北自動車道・山形自動車道:1時間)-山形-(国道13号:30分)-赤湯-(国道113号:30分)-飯豊町
【新潟から】
新潟-(国道7号・国道113号:2時間30分)-飯豊町