昭和村は、福島県の南西部に位置し、奥会津の雄大な山々に囲まれ、村の中心部には、只見川の支流である野尻川が流れ、湿原や渓谷が点在するなど自然美の宝庫です。古より守り伝えられてきた「からむし織」は、軽く丈夫で、その涼しい着心地は「氷をまとったよう」と表現されています。
希少なからむし織とともに、日本一の生産地となっているカスミソウは、およそ30年前から昼夜の寒暖の差を活かして栽培が盛んになりました。夏でも涼しい環境は、そよ風を運び、初夏から晩秋にかけて「満点の星」を思わせる無数の花を咲かせます。
築80年超の木造校舎「喰丸小」や古民家、四季折々の美しさを見せる豊かな自然が広がる風景は、日本の原風景とも言え、昔懐かしさを感じさせてくれます。また、この村に住む人々は、自然の恵みを享受し、自然に寄り添った暮らしの営みを昔ながらに続けています。