綾子踊り
島が峰
まんのうひまわり
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香川県まんのう町(琴南・仲南・長炭)ことなみ・ちゅうなん・ながすみ

まんのう町は、香川県の南西部、讃岐山脈北側の丘陵地に位置し、町内の中央部には、灌漑用ため池として日本ではじめて国の名勝に指定された「満濃池」を中心に、四国唯一の国営公園「国営讃岐まんのう公園」や全国植樹祭と育樹祭が行われた香川県満濃池森林公園、また南部には標高1,000mを超える竜王山、大川山を主峰とする讃岐山脈が連なり、その麓を一級河川土器川が瀬戸内海へ北流しており、自然豊かな農山村のまちです。

この地域には、ひまわりやそばの里、ユネスコ無形文化遺産登録への提案候補になっている「風流踊」の構成団体に含まれる重要無形民俗文化財「綾子踊」など地域資源が豊富にあり、この地域資源に愛着をもった地域住民が主体となり、地域を活性化し、さらには後世に引き継ぐよう活動を行っています。

兼業農家が多いまちですが、四季折々の自然が広がる風景は、なつかしさを感じさせる農村の風景となっています。ここに住む人々は、この自然とともに古来より伝わる暮らしを続け、伝統文化を守り続けています。

未来に残したいまんのう町(琴南・仲南・長炭)の特徴~連合に登録されている地域資源~

  • 島が峰
    島が峰

    島が峰地区はまんのう町東南部の標高約800mに位置し、かつては畜産振興を図る目的で牧場を、その後は、冷涼な気候と地形を活かした高冷地野菜の栽培が盛んにおこなわれていましたが、過疎・高齢化に加え、後継者不足や高冷地野菜の価格低迷などにより、ほとんどの農地が耕作放棄地となり、草木が繁茂する状態が長年続いていました。

    この状況を憂いた地域住民有志がこの地の食文化や風景を「次世代に残したい」そんな想いで集まり、2016年より荒廃地の開墾から始め、伐木や草刈りを行い、うどんの文化が根付いている香川県において、寒暖差を利用したそば作りを開始しました。また合間には、高冷地野菜の栽培もおこなっています。

  • まんのうひまわり
    まんのうひまわり

    旧仲南町帆山地区において、約30数年前から、ひまわりを栽培して、景観として町を美しくするばかりか、種を収穫してしぼり、「ひまわりオイル」を製造しています。将来の地域体制を考え、「自分達の集落は自分達で守る」をスローガンに、高齢化等による担い手不足を解消するため、新たな営農活動組織である農事組合法人「ほのやま」を設立し、農地の利用権設定や作業受託等に積極的に取り組み、ムリ、ムダ、ムラの解消に努めてきました。さらに次世代の担い手についても、この法人の中から育成に向けて取り組み、平成25年(1950)からは地区内の官地などの草刈なども年3回組織全体で実施している。こういった取り組みは県内においても先駆けであり、地域の建設会社がオペレータとして農作業を行い、高齢化となった地域において存在感を増しています。

    そういった中で、ひまわり栽培は、休耕田を活用した地域おこしとして、平成元年(1989)から0.2haの農地に地元住民らが作付けをはじめ、平成12年度(2000)からは5haを超える田畑で作付けし、あわせて、7月上旬に「ひまわりまつり」を開催するようになりました。そこでは、写生大会やバザー、フォトコンテスト、地域内特養施設の入居者のひまわり畑散策ボランティアなど、地域が主体となって様々な人や物をまきこんだものとなりました。そういった地域の方の努力により、その取り組みが評価され、平成25年には、むらづくりの部門で農林水産大臣賞を受賞しました。

    現在(令和2年実績)は、まんのう町内で約17haの栽培面積となり、今では夏の風物詩となって県内外から観光客も大勢訪れるようになっています。

    また、結婚記念の写真を撮影したり、近くを走る観光列車と撮影したりするなど、様々な人々が多様な楽しみ方をしています。

    さらに、今年から、夏の花であるひまわりの時期だけでなく、2月から3月にかけての時期に菜の花を植え付けることで、夏のひまわりだけでない、冬から春にかけての時期も花を愛でることができるように計画しています。

    後世に残したい景観風景として、「池坊逍遥百選」にも選ばれました。

  • 重要無形民俗文化財「綾子踊」
    重要無形民俗文化財「綾子踊」

    「綾子踊」は、まんのう町の西部で金刀比羅宮のある象頭山の南西山麓に位置する佐文地区に伝承される風流の一種で、雨乞いの祈願を本旨とした小歌踊です。佐文地区は、周囲を小高い山並に囲まれた盆地状の土地であるが、瀬戸内海気候の影響のもと雨量が少なく、水不足が深刻な問題となりやすいことから、南側の山系の主峰を龍の棲まう龍王山と名付け山稜に雨乞祈願の龍王祠を祀り、綾子踊はまずこの龍王祠前で演じられ、次いで地区の中心部にある加茂神社で祈願奉納されています。

    元来、夏の干ばつ時に行われるため、不定期であったが、現在では隔年で8月下旬から9月上旬に加茂神社境内で行われています。

    踊りの次第は、棒振と薙刀振が踊場を清め、次に芸司の口上のあと男子女装の小踊・大踊と側踊が歌に合わせて踊ります。曲目には、「水の踊」「綾子踊」「忍びの踊」など12曲があり、それぞれの小歌に合せて踊りを展開する。その芸態に初期歌舞伎踊の面影を遺しています。

    昭和30年(1955)に香川県無形文化財に、昭和51年(1976)には、国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。また、綾子踊をはじめとする風流踊が国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産リストに記載される候補の1つにも選ばれ、登録が期待されているところです。

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アクセス・お問い合わせ

まんのう町役場

香川県仲多度郡まんのう町吉野下430
TEL 0877-73-0100
FAX 0877-73-5668

お車でお越しの場合: <岡山・愛媛・高知方面から>高松自動車道 善通寺ICから車で約20分 <徳島方面>徳島自動車道 美馬ICから約40分 電車・飛行機でお越しの場合: <東京方面から> 東京⇒岡山⇒宇多津(瀬戸大橋線)⇒琴平(JR土讃線)⇒タクシー<乗車時間 約10分> <東京方面から> 東京(羽田空港)⇒高松(高松空港)⇒まんのう町役場前(リムジンバス)<乗車時間 約40分>