東成瀬村は秋田県南東部にあり、東西16.5km、南北29.5km、総面積は約203.69㎢で、成瀬川沿いに南北に細長い地形となっています。本村は、栗駒山・焼石岳等の奥羽山脈に囲まれ、中心部でも積雪量が1.5mに達します。平成11年には「美しい星空日本一」に認定され、豊かな森林と水環境に恵まれた生活空間が残されています。
秋田県東成瀬村ひがしなるせ
未来に残したい東成瀬村の特徴~連合に登録されている地域資源~
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田子内橋
有史以来、日本海と太平洋側の物流は、急峻な奥羽山脈を横断する仙北街道が主流でした。大正時代に入り近代化と軍事化の流れが加速し、『奥羽横断道構想』の象徴として、昭和10年田子内橋は貧弱な木橋から強固な鉄筋コンクリート造りへと変貌しました。当時の政権中枢にいた政治家の信念、それを取り巻く人々の行動の結晶として、裏日本の山村に国内では珍しい欧風の石橋が架けられました。昭和62年、田子内橋は架け替えの危機に直面しまが、関係者の努力が実って化粧直しされ、平成16年には文部科学省から登録有形文化財に指定されました。
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奥羽山脈緑の回廊
平成12年に東北森林管理局が設定した奥羽山脈緑の回廊は東成瀬村部分で途切れていましたが、平成16年、森林所有者から259haの同意を得て、野生動物が『走り回る』ためのブナなどの連続した広葉樹林帯を完成させました。また、平成3年から進める水源の森構想では、かつて新炭林として利活用していた放置ブナ林の整備を進めています。同時に広葉樹種苗資源育成事業により、村外や村内他水系から人的介入で起こる遺伝資源の雑種化を防ぐ施策も展開中です。奥羽山脈緑の回廊(秋田県民有林緑の回廊)には、仙北街道・天正の滝(郷土の森)やすずこやの森などその雄大な自然景観が含まれています。
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仙北街道
仙北街道は、日本海側と太平洋側を結ぶ主要道路として、経済・文化・産業の道として、平安時代歴史上に登場します。岩手県奥州市から秋田県東成瀬村に至る全長24kmのこの古道には、前九年の役(1062年)や後三年の役(1087年)の戦時、仏教の伝道、隠れキリシタンの往来など、様々な人間ドラマが隠されています。この街道は栗駒山・栃ケ森周辺森林生態系保護地域のコア部分を貫通し、高低差500mの急峻なルートで、大部分がブナ原生林の中にあることから『古のブナ街道』と称されています。
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アクセス・お問い合わせ
秋田県雄勝郡東成瀬村田子内字仙人下30-1
TEL 0182-47-3401
FAX 0182-47-3260
JR奥羽本線十文字駅下車 路線バス30分
お車でお越しの場合:
横手・湯沢道路 十文字インターより25分
東北道 水沢インターより1時間20分
飛行機でお越しの場合:
秋田空港よりエアポートライナー1時間50分