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漆部(ぬるべ)の郷 曽爾村

漆部(ぬるべ)の郷 曽爾村

2016.03.15

「漆部郷」(この地域では、ぬるべと呼ばれる。)

歴史上、この文字が初めて記されたのは、日本は二番目に古い時点とされる平安の大辞典「和名類聚抄」(931年-938年 源順編纂)の中においてであり、「漆部郷」は大和国宇陀郡五郷のうちの一つで、現在の曽爾村を含むこの周辺一帯を指してそう呼んだといわれています。

「漆部郷」の名は、この曽爾村に漆部造を置いたことに由来し、「以呂波字類抄」(1144年-1181年橘忠兼編纂)に次のような話が載っていいます。

倭武皇子は、宇陀の阿貴山で猟をしていたとき大猪を射たが、仕留めることができなかった。漆の木を折ってその汁を矢先に塗って再び射ると、とどめを刺すことができた。その時、矢先に塗る汁で皇子の手が黒く染まった。部下に木の汁を集めさせ、持っていた物に塗ると美しく染まった。そこで、漆の木が自生している曽爾川一体に漆部造を置いた。これが日本のウルシ塗りの始まりといわれています。

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